TIG溶接のポイント、方法、特徴 溶接「虎の巻」ニュース Vol.1

こんにちは。はじめまして。

「溶接虎の巻ニュース」創刊号です。

このニュースは、溶接に携わるお仕事をされている方を対象として、溶接を中心とした役に立つ情報をお届けしたくて作りました。

発行者は、熔材販売店に二十二年勤務して溶接機や、溶接材料を中心としたいわゆる「溶接関連商品」を製造業の皆様にお届けして参りました。

しかし、担当するエリアは半径二十㎞~三十Km位がフォーローの限界であり、いくら役立つ情報を入手しても、儲かる提案を用意してもお届けする対象のお客さまが、百軒くらいしかないのです。

サラリーマン時代に、こんなことを考えたものです。

「あーあ、今日もご提案する商材に理解を得られなかったなぁ。でも、今日訪問したお客さまは十軒だけだったけど、もし、十倍いや、百倍のお客様にこの情報をお伝えできたら、喜んでいただけかも知れないのになぁ」
「今日は、スパッタを出なくする方法を一つ学んだんだけど、自分の担当しているお客さまだけでなくもっともっとたくさんの溶接している方々におしえたいなぁ」
そして、もっともっと多くの方に溶接に関する情報をお伝えするためにこんな情報誌を立ち上げることに致しました。

みなさまに役立つ情報をたくさん発信してまいりますので、仕事の合間にでもお読みくださいね。よろしくお願い致します。

★ここがポイント!

溶接情報TIG編

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今回は、TIG溶接をテーマに情報をお伝えします。

TIG溶接ってなに?なんて誰でも知っていることからスタートします。

知っているようで、説明しろというとなかなかわからないものです。
TIGとは、タングステン イナート ガス溶接の頭文字をとったものです。

TIG溶接とは、
タングステン電極棒と母材の間にアークを発生させ、アルゴンガスなどの不活性ガス(イナートガス)により溶融金属を大気より保護し、アーク熱により母材を溶融接合するアーク溶接法のことです。
なんて、改めて説明するとなんか、新入社員に戻った懐かしさすら感じてしまいます。

TIG溶接の特徴として、高品質であり、ほとんど全ての金属の溶接が可能で、スパッタが発生がなく、溶接作業が容易であり、いろんな姿勢で薄板でも安定したアークが得られること・・・。ふぅーっ一気に羅列すると息が続かなくなります。簡単に言うと、薄板溶接や、スパッタを嫌う溶接に向いているってことですよね。そして、アルミからステンレスまでいろんな金属の溶接ができるため、溶接仕事には欠かせない機械です。

TIG溶接

タングステン電極棒と母材の間にアークを発生させ、その熱により溶融接合する溶接法。アルゴンガスなどの不活性ガス(イナートガス)により溶融金属を大気より保護する

TIG溶接の特徴

ほとんど全ての金属の溶接が可能 スパッタの発生が少ない 高品質

欠点とすると、溶接速度がMIG溶接やMAG溶接より遅いことですが、今回やTIG溶接機のメリットだけに焦点をあててご説明します。
TIG溶接機を大きく分類すると、

  1. 直流TIG溶接機
  2. 交流/直流TIG溶接機

この二つにがあります。どう違うのかって言えば、一口にアルミをやるかやらないかで考えればいいです。交流TIGはアルミニウムやマグネシウム合金溶接が可能です
直流TIG溶接機では、アルミやマグネシウム合金以外の金属の溶接が可能です。

交流TIG溶接は、一般的に1秒間に70回程度電流の流れる方向が変わります。

直流TIG溶接では通常、タングステン電極棒側がマイナスで、母材側がプラスとなり、電流は母材側からタングステン電極棒側に流れているのですが、交流TIGの場合、この極性を交互に変えているのですね。

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これは、アルミなどの金属は、母材表面に酸化皮膜というものがあるためで、これがアルミの融点より高い温度でないと溶けないという厄介な特徴をもっているためです。そこで、母材側をマイナス極として、電流をタングステン電極から母材側に流してやるのです。このとき、クリーニング作用により酸化皮膜が破壊され、初めて溶接が可能となるのです。

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さあ、ここからがポイントですが、アルミTIG溶接の時タングステン電極棒の消耗が早いですよねぇ。これを解決する方法が実はあるのですね。さて、次回はこのテーマで解決策をお伝えします。次回をお楽しみに・・・。

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